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神経:海馬錐体細胞の発火率と発火時刻の独立に行われる符号化

Nature 425, 6960 doi: 10.1038/nature02058

脳内では、動物の環境や行動の空間的側面をシグナル伝達するのに、海馬錐体細胞は時間的符号化と発火率符号化の両者を用いている。時間的符号は、海馬脳波図のシータ波と同時的な周期をもった位相関係という形式をとる。これら二つの符号では、異なる変数を表現できるが、それには発火率と発火位相が独立に変化する必要があるのに対し、最近の研究ではこれらはともに細胞への入力の強さを反映するため、強く連関しているといわれている。今回我々は、発火時刻と発火率は分離でき、それぞれ別の変数、つまり場所受容野内での動物の位置と受容野内での移動の速度を表現できることがわかった。動物の位置とその位置で起こっている行動と刺激とを独立に符号化できることは、空間記憶とエピソード記憶という海馬の二様の役割を説明するのに役立つだけでなく、海馬がさらに一般的な関係記憶や陳述記憶に役割をもつことを示しているのかもしれない。

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