Letter

宇宙:太陽コロナ加熱領域における三次元的な磁場のトポロジー

Nature 425, 6959 doi: 10.1038/nature02035

太陽のフレアおよびX線のジェットは、太陽の内部から磁束が発生し周囲の磁場と相互作用している活動的な領域で発生する。相互作用は、逆の磁気極性を示す領域を分けている電流層で起こると考えられている。コロナや上部彩層に位置する電流層は、コロナを加熱する重要な源として作用し、このため電流層はコロナまたは上部彩層に位置しなければならないと、長い間考えられてきた。これらの電流層の力学およびエネルギー収支論は、現在まで測定することが困難だった複雑な磁場の構造に支配される。本論文では、太陽コロナの基部付近の相互作用領域における、完全な磁気ベクトルの決定について報告する。観測からは、太陽の若くて活動的な領域を特徴づける2つの磁気特性が明らかになる。それらは、立ち上がる一連の磁気ループと、磁場の接線方向の不連続性である。後者は電流層の観測的な特徴である。このことは、電流層での磁気エネルギーの散逸にもとづくコロナの加熱モデルを強く支持する。

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