Article 細胞:出芽酵母におけるタンパク質局在の包括的解析 2003年10月16日 Nature 425, 6959 doi: 10.1038/nature02026 細胞生物学の基本的目標の1つは、タンパク質の機能を、細胞環境の中でタンパク質を整理する働きをしている細胞内区画と関連づけてとらえることである。今回我々は、染色体上で緑色蛍光タンパク質と融合させて標識した完全長タンパク質を発現する酵母株集団を構築し、解析を行った。出芽酵母のプロテオームの75%にあたるこれらのタンパク質を細胞内局在性の異なる22のグループに分類し、これまで細胞内での位置が特定されていなかったタンパク質の70%について、細胞内での位置情報を示す。この広範囲にわたる高分解能の位置データセットを転写や遺伝子関連のデータ、タンパク質間相互作用などのデータと照らし合わせて解析すれば、転写同時制御の論理の解明に役立ち、また真核細胞の細胞小器官内部での相互作用、小器官間の相互作用について、総合的にとらえることができる。 Full Text PDF 目次へ戻る