Review Article 細胞:TGF-βファミリーのシグナル伝達におけるSmad依存性経路とSmad非依存性経路 2003年10月9日 Nature 425, 6958 doi: 10.1038/nature02006 トランスフォーミング増殖因子-β(TGF-β)タンパク質は、細胞の機能を調節する働きをもち、発生や発癌において重要な役割をもっている。TGF-βシグナル伝達の細胞内エフェクターであるSmadタンパク質は、受容体によって活性化されると核内へと移行し、そこで転写を調節する。この経路は本質的には単純だが、ヘテロメリックな受容体やSmad複合体ならびに受容体やSmadと結合するタンパク質との相互作用の組み合わせ、そして配列特異的転写因子との協調などがあるために、TGF-βファミリー応答はきわめて用途が広く多様なものとなる。他のシグナル伝達経路がさらにSmadの活性化と機能を調節している。その上、TGF-β受容体はSmad非依存性の経路を活性化し、この経路はSmadシグナル伝達を調節するだけでなく、Smadに依存しないTGF-β応答をも可能にする。 Full Text PDF 目次へ戻る