Letter 物理:プラズモン励起による異方的なナノ粒子成長の制御 2003年10月2日 Nature 425, 6957 doi: 10.1038/nature02020 無機ナノ粒子はその大きさに依存した特性を示し、この特性はバイオセンシングや触媒から光学やデータ保持に及ぶ応用分野で有用になる。無機ナノ粒子は個々の組成と大きさに関して様々な種類が容易に作製可能である。また、形状を選択して合成する手法によって、現在ナノ球体以外に、興味ある光学的性質を持つ異方的な金属ナノ構造などが得られている。本論文では、銀のナノ球体を三角形の銀のナノ結晶、いわゆるナノプリズムへと転換する既存の光誘起の手法を拡張して、目的とするエッジ長が30-120nmの範囲にある相対的に単分散のナノプリズムが合成できることを実証した。この粒子成長過程はナノ粒子に二本の光ビームを照射して制御する。成長過程は表面プラズモン励起により駆動されると考えられる。照射する光の波長に応じて、プラズモン励起がナノプリズムの特定の面同士の融合、あるいは光制御で決まる最終の大きさに達するまでのナノプリズムの成長のいずれかを誘起することが分った。 Full Text PDF 目次へ戻る