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地球:地震学的異方性から推定された死海トランスフォーム断層下における境界層のマントル流

Nature 425, 6957 doi: 10.1038/nature01982

リソスフェアのトランスフォーム断層は、地球全体のプレート運動のダイナミクスに重要な役割を果たしている。このような断層に対応する地表近くの変形の場は、衛星測地、歪み測定、震源調査によって比較的詳しく記録されており、また深部の地殻構造は、地震学的断面図を元に画像化されている。しかし、地殻下のリソスフェアで生じる変形、すなわち変形に関与する領域の幅および深度、変形リソスフェアと非変形リソスフェア間の遷移、プレート境界におけるリソスフェアのマントル流とアセノスフェアのマントル流の相互作用については不明な部分が多い。本論文では、死海トランスフォームの下に断層に平行に鉱物が配列している幅が約20 kmと狭い地殻下の異方性領域が存在する証拠について報告する。この証拠は高密度に配置された地震計の測線に沿って記録されたS波スプリッティング観測値の反転から得られた。この領域の幾何学的配置と、異なる異方性領域間の対比から、リソスフェア全体に広がり、アフリカプレートとアラビアプレート間のトランスフォーム運動をこの比較的狭い領域に収めている垂直方向の境界層内に、ほぼ水平なマントル流が存在することが示唆される。

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