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免疫:ER-ファゴソームの融合により限定される樹状細胞中のMHCクラスIクロスプレゼンテーション区画

Nature 425, 6956 doi: 10.1038/nature01911

細胞傷害性T細胞免疫の誘導には、病原体、ウイルス感染細胞もしくは死んだ腫瘍細胞を、樹状細胞が食作用によって取り込むことが必要である。食作用により取り込まれた抗原に由来するペプチドは、その後主要組織適合複合体(MHC)クラスI分子上で、CD8+Tリンパ球に対して提示される。これは「クロスプレゼンテーション」と呼ばれる過程である。食作用で取り込まれた抗原は、ついで細胞質内に運び出され、プロテアソームにより分解される。その結果生じたペプチドは、抗原提示に関連する特異的輸送体であるTAPにより小胞体(ER)の内腔へ輸送され、「搭載装置」複合体(タプシン、カルレティキュリンおよびErp57が含まれる)によりMHCクラスI分子上に結合すると考えられている。本論文では、ファゴソームがその形成直後もしくは形成中に、ERと融合することを示す。また、細胞質への抗原の運び出しおよびプロテアソームによる分解の後、ペプチドはTAPにより同じファゴソームの内腔へと輸送されて、ファゴソームのMHCクラスI分子に結合する。したがって、樹状細胞でのクロスプレゼンテーションは、これを専門的に行っていて、それ自体だけで十分機能できる ER-ファゴソーム混合区画内で起こっている。

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