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生態:多様な捕食者-被食者の系で見られる捕食パターン

Nature 425, 6955 doi: 10.1038/nature01934

陸上生態系では動物個体群が捕食者および資源によって影響を受ける場合が多いが、捕食者と資源のどちらか一方が優勢になる場合を決定する要因はまだよくわかっていない。我々は今回、東アフリカのセレンゲティ生態系の高度に多様化した哺乳類群集で得られた40年分のデータを用い、特定の種の成獣の死亡率を決める主因は2つの要因によって決まることを示す。この2つの要因とは、捕食者と被食者双方の種多様性と、被食者種とその他の被食者や捕食者との相対的な体サイズである。セレンゲティの小型有蹄類は、日和見的な捕食のせいで、大型有蹄類よりも多くの捕食者にさらされている。したがって捕食される率も高く、強い捕食圧がかかっている。被食者の体サイズについては150 kgあたりに閾値があり、これを上回る有蹄類種には自然界の捕食者がほとんどなく、食物の制限がかかる。つまり生物多様性があるおかげで、捕食(トップダウン)と資源の制限(ボトムアップ)の双方が同時に働いて草食動物個体群に影響を及ぼせるようになっている。この研究結果は、捕食者と被食者に多様性が見られる生態系に広く当てはまるのではないかと思われる。

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