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細胞:S期チェックポイントタンパク質Tof1とMrc1は安定な複製停止複合体を形成する

Nature 424, 6952 doi: 10.1038/nature01900

チェックポイント制御機構は、ゲノムの完全性を維持するうえで重要な役割を担っている。ゲノムDNAが環境からさまざまの害を最も受けやすい細胞周期のS期においては、特にその重要性は高い。化学物質によってDNAが損傷を受けたときには、チェックポイントシグナル伝達系が活性化されて、DNA複製が一時的に中断される。停止した複製フォークには複製停止複合体が形成され、さらにチェックポイント伝達系を活性化すると、損傷したDNAの修復が起こると考えられている。したがって、チェックポイント因子類は単に複製を停止させるだけでなく、複製フォークの複製複合体を安定に維持する働きもしているものと考えられる。しかし、チェックポイント制御と複製停止を結びつける分子機構は明らかになっていない。本論文では、酵母Saccharomyces cerevisiaeのチェックポイント制御タンパク質Tof1とMrc1が、DNA複製装置と直接結合することを報告する。ヒドロキシ尿素によって染色体の複製が阻害されると、この結合によって安定な停止複合体が形成され、その後のDNA修復作業の足場となる。

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