Letter 生態:生態学における中立説と種の相対的数度 2003年8月28日 Nature 424, 6952 doi: 10.1038/nature01883 島の生物地理学の理論では、島または局所群集においては、規模のはるかに大きいメタ群集を抱える分布源域から島(局所群集)への種の移入と、島における種の局所的絶滅とが相互作用する結果、種の豊かさが平衡状態に近づくと考える。Hubbellはこの「中立説」を一般化し、移入の制限された条件下で局所群集において予想される種の相対的数度(RSA)の定常分布状態を探った。我々は今回、生物多様性の統一中立理論の理論的枠組みを示し、RSA分布の分析解法をメタ群集(Fisherの対数級数則)と局所群集(希少種がメタ群集より少ない)の双方において提示する。希少種は絶滅しやすく、いったん局所的絶滅に至ると、よく見られる種よりも再移入に時間がかかる。我々は最近なされた主張とは逆に、パナマにあるバロコロラド島の高木種のRSA分布には、対数正規分布よりも今回の分析解法のほうが自由パラメータが少なく、よりうまく適合することを示す。 Full Text PDF 目次へ戻る