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地球:地球中心核表面の赤道付近に見られる磁束の強い集中

Nature 424, 6950 doi: 10.1038/nature01879

近年、エルステッド衛星で得られた高精度な地球磁場のベクトル測定値が大量に利用できるようになり、1979/80年に稼働していたマグサット衛星で得られたこれまでのベクトルデータを補完できるようになった。これらのデータを用いると、地表から約2,900 kmの地下にある流体核の表面における磁場の形態を推測することができる。本論文では、これらのデータに新しい手法を適用して核表面における磁場分布を計算し、赤道付近に強い磁束が集中した場所があることを示す。これらの特徴的な構造の磁場強度は異常に大きく、これまでダイナモ磁場の主要な成分と認識されていた極近傍の高緯度付近にある磁束の集中した場所と同程度の強度を持つものもある。このような地点が地理的な赤道の北と南に対になって現れる傾向があることは、流体中の最上部で赤道に対して対称な柱状の構造、あるいはそれと等価だが非対称な構造が存在することと関連している可能性がある。この赤道に存在する特徴の移動は物質の流れかあるいは波動場を表している可能性があり、将来得られるデータでこれら二つの効果を識別することが出来れば、地球磁場の隠れたトロイダル成分の強度について新しい情報を提供できるかもしれない。

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