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医学:CYLDはTNFRファミリー分子によるNF-κB活性化の負の制御を行う脱ユビキチン化酵素である

Nature 424, 6950 doi: 10.1038/nature01803

家族性円柱腫症は、常染色体優性遺伝による疾患で、円柱腫と呼ばれる皮膚付属器腫瘍を生じやすい。家族性円柱腫症は、これまで機能が明らかではなかったCYLDタンパク質をコードする遺伝子の変異により引き起こされる。本論文では、CYLDは脱ユビキチン化酵素であり、特異的な腫瘍壊死因子受容体(TNFRs)による転写因子NF-κBの活性化に対して負の制御を行うことを明らかにする。CYLDの脱ユビキチン化活性の消失は、腫瘍形成に関連している。CYLDはTNFRファミリー分子であるCD40、XEDARおよびEDARによるNF-κBの活性化をCYLDの脱ユビキチン化活性に依存して阻害する。RNA干渉によりCYLDの作用を抑制すると、NF-κBの基礎活性化およびCD-40を介した活性化は共に増加する。CYLDによるNF-κB活性化の阻害は、TNFR関連因子2(TNFR-associated factor 2:TRAF2)および少ないながらもTRAF6の脱ユビキチン化と不活化により、少なくとも部分的に調節されている。本研究の結果より、CYLDはサイトカインが媒介するNF-κBの活性化に対する負の制御因子であり、皮膚付属器での細胞の適切な恒常性に必要とされることが示される。

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