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地球:千島海溝に沿った津波堆積物から推測した異常に大きな地震

Nature 424, 6949 doi: 10.1038/nature01864

太平洋プレートは、カムチャッカ、千島及び日本海溝に沿って、ユーラシア北東部に100年あたり8〜9 mの速度で収束している。日本列島の北海道に面した千島海溝南部沿いでは、このような速い沈み込みにより過去200年の間マグニチュードが最大8程度の地震が繰り返し発生している。破壊域が100〜200 kmに及ぶこのような歴史地震は、典型的な北海道のプレート境界地震と考えられてきた。しかし、本論文では有史以前の津波による堆積物を用いて、より長い領域が破壊したことによるさらに大きい地震が、少ない頻度ではあるが発生することを示す。このような津波堆積物の多くは、歴史津波の堆積物よりもさらに数キロメートル内陸に広がるシート状の砂の層を形成している。広範に広がったシート状の砂層は、年代が確定した火山灰の層が間に挟まっており、その層序からはこの異常に大きい津波が過去2,000〜7,000年にわたり平均して約500年間隔で起きており、最近では約350年前に起きていたことが示される。このような津波の数値シミュレーションは、千島海溝南部に沿った複数の震源域が個別に破壊した地震により最もよく説明することが出来る。そのような複数の震源域が破壊した地震は、より多く発生した単一の震源域を持つ地震の間に繰り返し発生していたと推測される。

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