Letter

生理:ミトコンドリア外膜におけるタンパク質の選別組み込み装置

Nature 424, 6948 doi: 10.1038/nature01753

ミトコンドリアには、外膜と内膜を通過して前駆体タンパク質を輸送するためのトランスロカーゼが存在する。トランスロカーゼはまた、ミトコンドリア内部の目的区画によるタンパク質の選別に関わっていると考えられてきた。今回我々は、ミトコンドリア外膜には独立の選別組み込み装置(sorting and assembly machinery:SAM)が存在し、外膜トランスロカーゼ(TOM)の次に働くことを明らかにする。Mas37はSAM複合体の構成分子である。SAM複合体が外膜タンパク質の選別および組み込み過程で中心的役割を果たしていることは、Mas37が各種の多面的機能を持つとされてきたことの説明となる。これらの結果から、TOM複合体はミトコンドリア前駆体タンパク質全てを輸送できるが、複雑なトポロジーに従って外膜タンパク質を正確に組み込むにはこれだけでは不十分で、SAM複合体にタンパク質前駆体が移動するものと考えられる。

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