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神経:シナプス競合において軸索の身元が果たす役割

Nature 424, 6947 doi: 10.1038/nature01836

哺乳類の発達途上の筋肉では、いくつかの運動神経の軸索分枝が同一の筋繊維を刺激している。それらの間の競合によって一つの刺激が強化され、残りは淘汰される。なぜ、ある一つの軸索分枝が生き残るのか、あるいはある競合が他よりも速く解決するのはなぜなのか、それらの理由はわかっていない。今回我々は、軸索分枝の運命は、それが競合する相手の軸索がどの神経細胞に由来するものかに厳密に関連していることを示す。二つの神経細胞が複数の標的細胞を刺激している場合、それぞれの標的細胞上での競合で、敗者となる軸索分枝はいずれも同じ神経細胞に属するものであり、それらがどの段階で標的から撤退するかもほとんど同じである。一つの神経細胞からの軸索分枝は、複数のセットの競合に同時に関わっている。それぞれのセットでの進行速度は異なっているが、競合相手の身元によってそれぞれのセット内で同じ結果が生じる。これら局所的競合のセットの一つ一つにおける競争力は、神経細胞内全体に分布する資源に依存している。つまり、大規模な樹枝状分岐を持つ神経細胞は、小規模の樹枝状分岐を持つ細胞と競合した際に不利になる。今号p.430の論文では、放出される神経伝達物質の量が、この神経細胞内全体の資源なのではないかという仮説を検証している。

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