Letter 技術:カーボンナノチューブによる回転作動器 2003年7月24日 Nature 424, 6947 doi: 10.1038/nature01823 ナノ構造体は、基礎科学の課題を多く内包するだけではなく、重要技術を革新する可能性も秘めており大きな注目を集めている。過去100年にわたる電子装置の微小化により、通信、計算、製造および輸送システムは多大な影響を受けた。そして、将来の集積ナノ電子工学の土台となる、真の分子スケール電子装置が出現しつつある。最近、機械装置と電子機械装置の双方の微小化において劇的な進歩があった。市販のマイクロ電子機械システムはいまやサブミリメートルからマイクロメートルサイズのスケールに達し、次世代のナノメートルスケールの人工合成による電子機械システムの創成に強い関心が寄せられている。我々は、回転可能な金属板を組み込んだ、人工合成によるナノスケールの電子機械作動器を構築し、作動に成功したので報告する。この作動器では、多層カーボンナノチューブが、重要な運動を可能にする要素として働いている。 Full Text PDF 目次へ戻る