Letter 植物:PHANTASTICAの発現領域は複葉の小葉位置を決定する 2003年7月24日 Nature 424, 6947 doi: 10.1038/nature01820 自然界で見られる葉の多様な形状は、単葉と複葉に分類される。ペチュニアの葉のような単葉は葉身1単位からなるが、トマトの葉のような複葉は、小葉と呼ばれる葉身単位が複数集まって構成されている。複葉には、小葉が葉軸上に連続して並んだ羽状複葉のほか、小葉が葉の先端に集まっている掌状複葉がある。葉にこのようなさまざまな形状が生じる機構はほとんど解明されていない。単葉でも複葉でも、上面(向軸側)と底面(背軸側)は通常異なっている。単葉種では、向軸側細胞と背軸側細胞の特異化は葉身の形成に重要な役割を果たし、MYB転写因子の遺伝子であるPHANTASTICA(PHAN)が葉の向軸側(上面)領域の維持に関わっている。本論文では、PHANの発現抑制だけで、葉原基の向軸側領域の減少と、羽状複葉から掌状複葉への変化が十分起こるようになることを報告する。また、この機構は、独立に出現した複葉間で共通しているらしい。 Full Text PDF 目次へ戻る