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生理:アナンダマイドとアラキドン酸は、エポキシエイコサトリエン酸を利用してTRPV4チャネルを活性化する

Nature 424, 6947 doi: 10.1038/nature01807

TRPV4は、バニロイド受容体VR1(TRPV1)と同類のTRPファミリーに属する陽イオンチャネルで、広範囲に発現している。TRPV4は、カルシウム流入チャネルとして働くが、物理的刺激(細胞の膨張、無害な熱)や合成リガンド4αPDDに反応するなど、そのチャネル開閉の依存性に著しい複雑性が見られる。このチャネルの内在性リガンドはまだ同定されていない。本論文では、内在性カンナビノイドであるアナンダマイドとその代謝物アラキドン酸がTRPV4を活性化することを明らかにしている。この活性化は、シトクロムP450エポキシゲナーゼに依存したエポキシエイコサトリエン酸の産生を介して間接的に起こる。マイクロモル以下の濃度の5',6'‐エポキシエイコサトリエン酸を添加すると膜限定的にTRPV4チャネルが活性化され、血管内皮細胞ではTRPV4類似イオンチャネルを介したCa2+流入が引き起こされる。血管緊張に対して、内在性カンナビノイドやそのP450エポキシゲナーゼによる代謝物は弛緩作用を示すが、それにはこのような血管内皮細胞におけるTRPV4チャネルの活性化がかかわっているのかもしれない。

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