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生態:生産力―生物多様性の関係性は生物群集の集合履歴に依存する

Nature 424, 6947 doi: 10.1038/nature01785

生産力―生物種多様性の関係性を決める原因の特定は今も生態学研究の中心的課題の1つである。関係性がさまざまに異なるのは撹乱や消費者、ニッチへの特殊化、空間スケールに影響を受けるためだとみられている。まだ研究されていない原因の1つに、群集の集合履歴がある。これはつまり、群集の構成員となりうる生物がいた地域的なプールから生物種が群集に到着した順序であり、幾分か確率論的なものである。生物種の到着の順序は、群集構造に大きく影響を与えうる。もし集合順序が生産力と相互作用して多様性に影響するなら、異なった順序から生産力―生物多様性の関係の多様性が生じると考えられる。ここで4種類の集合順序で生産力レベルが5段階の水生微生物群集を集合させることで、この仮説を検証して報告する。集合後およそ30世代で、生産力―生物多様性の関係性は右肩上がり型、こぶ型、U字型、そして有意の関係性の見られないパターンなど多様な型をとり、これらは集合順序に左右された。この多様さは、集合順序、生産力、種の特性が種の数度に対して特有の複合作用を及ぼすために生じた。生産力―生物多様性パターンに影響を与える要因のリストは現在増大しつつあるが、ここに群集の集合履歴も加えるべきだと我々は考える。

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