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生理:線虫の寿命に影響を及ぼすDAF-16の下流遺伝子

Nature 424, 6946 doi: 10.1038/nature01789

老化は生物学における根本的な、未解明の謎である。FOXOファミリーの転写因子であるDAF-16は、線虫Caenorhabditis elegansでインスリン/インスリン様成長因子-1(IGF-I)のシグナル伝達に呼応して、老化速度に影響を及ぼす。DNAマイクロアレイ解析により、この経路が老化を調節していることがわかっている成体期初期において、DAF-16が一連の遺伝子群の発現に影響を与えることが明らかになっている。今回我々は、これらの遺伝子群の多くが老化過程に影響を及ぼすことを見出した。インスリン/IGF-I経路は、細胞非自律的に働いて寿命を調節しているが、我々の結果は、この経路が少なくともある程度は、インスリン/IGF-I相同体のフィードバック制御により、他の細胞にシグナルを送っていることを示している。さらに、今回の結果は、インスリン/IGF-I経路は、細胞のストレス応答、抗菌作用および代謝に関わる遺伝子を含む数々の遺伝子の発現を上方制御し、特定の短命遺伝子の発現を下方制御することにより、最終的には寿命に影響を及ぼしていることも示唆している。

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