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免疫:ウイルス感染は形質細胞様ではない樹状細胞をインターフェロン多量産生細胞へと転換させる

Nature 424, 6946 doi: 10.1038/nature01783

I型インターフェロン(IFN-I)は、自然免疫と適応免疫を繋ぐ重要なサイトカインである。形質細胞様樹状細胞は、ウイルス感染に応じて多量のIFN-Iを作り、このサイトカインのin vivoでの主な産生源であると考えられている。本論文では、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルスの樹状細胞向性株に感染させたマウスから採取した、形質細胞様ではない通常の樹状細胞が、引き続き培養した際に、同じく多量のIFN-Iを産生することを示す。同様に、非形質細胞様樹状細胞でも、直接的なウイルス感染を模して、ウイルスの主要な特徴である二本鎖RNA (dsRNA)を細胞質内に導入すると、dsRNAに応答して多量のIFN-Iを分泌するようになる。この反応は細胞質内dsRNA結合酵素プロテインキナーゼRに部分的に依存しており、dsRNAの細胞表面受容体であるToll様受容体(TLR) 3を介するシグナル伝達を必要としない。さらに我々は、通常の樹状細胞がインフルエンザ感染時にIFN-I産生できないことが、ウイルスのNS1によるdsRNAの隔離によって説明できることを明らかにした。我々の結果は、単に形質細胞様樹状細胞だけではなく、複数のタイプの樹状細胞が、ある種のウイルスの感染の際にインターフェロン産生を専門とする細胞として機能するようになることを示唆しており、またウイルス干渉の標的となりうる樹状細胞活性化を起こすTLR非依存的経路の存在を明らかにするものである。

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