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細胞:α‐ニューレキシンがCa2+チャネルをシナプス小胞のエキソサイトーシスに結びつける

Nature 423, 6943 doi: 10.1038/nature01755

シナプスは細胞間を結ぶ特殊な接合部で、そこでは細胞接着分子がシナプス前部にある神経伝達物質放出機構とシナプス後部にある受容体シグナル伝達系とを連結している。神経伝達物質の放出には、シナプス前終末でのCa2+チャネルと分泌装置とが同部位に集合することが必要だが、シナプスの構成成分がどのように組織されるかについてはほとんど知られていない。α‐ニューレキシンは、シナプス前細胞表面のタンパク質1,000種類以上からなるファミリーで3種類の遺伝子によってコードされており、細胞外でシナプス後細胞の接着分子と、細胞内でPDZドメインタンパク質と結合することにより、シナプス前部と後部とを結びつける働きをしている。今回我々は、三重ノックアウトマウスを用いて、α‐ニューレキシンがシナプスの形成には必要ないが、Ca2+を引き金とする神経伝達物質の放出に不可欠であることを明らかにした。シナプス細胞の表面のCa2+チャネル数は正常に見えても、その機能が著しく低下するため、神経伝達物質の放出が妨げられる。これらのデータから、α‐ニューレキシンはCa2+チャネルをシナプス前部の神経伝達物質放出機構へ機能的に結びつけることによって、シナプス前終末の構造を作り上げているものと考えられる。

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