Letter 生化学:出芽酵母におけるCks1依存的なプロテアソームの動員およびCDC20転写の活性化 2003年6月26日 Nature 423, 6943 doi: 10.1038/nature01720 Cksタンパク質は進化的に保存された小さなタンパク質であり、遺伝子的および物理的に、サイクリン依存性キナーゼと相互作用する。しかし、多くの遺伝学的、生化学的および構造学的研究がなされてきたにも関わらず、その機能に関しては、説得力のある統一モデルは得られていない。本論文では、出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeにおけるCks1の本質的な役割についての研究から、このタンパク質はAPC/Cタンパク質-ユビキチンリガーゼアクチベーターCDC20転写の活性化を調節することにより、おもに、有糸分裂の促進に関与していることを示す。Cks1は、CDC20プロモーターからのCdc28キナーゼの周期的な解離、および同プロモーターへのプロテアソームの周期的な会合の双方に必要である。我々は、Cks1の本質的な役割は、CDC20プロモーターへプロテアソームを動員すること、および(または)同プロモーターからCdc28キナーゼを解離させることであり、したがって、CDC20遺伝子に関連する転写複合体あるいはクロマチンの再構築により転写を促進することであると考える。 Full Text PDF 目次へ戻る