Letter 視覚:基底核の相反的過程が作り出す中脳視覚運動活性の両側性調節 2003年6月26日 Nature 423, 6943 doi: 10.1038/nature01698 神経系が行動上矛盾する複数の要求に直面したとき、限りある運動出力をどのように割り当てるかは、知覚情報をそれに応じた運動応答に変換する過程を理解する上での重要な問題である。この選択過程の理解は、大脳基底核の機能に関する現在のモデルで特に関心が持たれるところである。本論文では、基底核が上丘(視覚方向づけ行動の制御に関わる左右一対の中脳構造)の知覚活動を調節するのに、促進性と抑制性の過程を同時に相乗的に利用していることを報告する。おそらくこれらの相補的過程によって、注視を乱す他の対象があっても、上丘が正確な注視を続けるのが保証されるのだろう。 Full Text PDF 目次へ戻る