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生理:in vivoでのタンパク質分解の誘導によるDNA複製タンパク質の機能プロテオミクス的同定

Nature 423, 6941 doi: 10.1038/nature01692

多種多様な進化をとげた真核細胞には共通に、機能がわからないが保存されているタンパク質が数多く存在する。中には細胞の生存に不可欠なものもあり、基本的な細胞生物学的過程に重要な役割を担っていることはそれで明らかだが、不可欠であることで解析が難しくなっている。我々は、このようなタンパク質の性質の大規模解析法を開発してきた。この方法は、in vivoで、特定の条件を設定して標的タンパク質を迅速に分解させることに基づいており、それによって大量のタンパク質消失の直接的な結果を調べられるというものである。機能のわからない必須タンパク質を「熱誘導型デグロン」カセットに融合させた出芽酵母株を複数構築した。このカセットは、37℃になると融合したタンパク質をタンパク質分解の標的にするように働く。この酵母株集団について、細胞周期の進行に異常のあるものをスクリーニングして、互いに相互作用するDNA複製因子3種類を同定した。ヒト細胞にはこの3種類の相同体が存在するが、性質はわかっていない。このデグロン株を使って、これらのタンパク質がDNA複製フォークの形成過程と正常な進行に必要なことを明らかにした。このデグロン株集団は、真核細胞のさまざまな生物過程に役割を果たす他の必須タンパク質を同定するのにも使える可能性がある。

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