Letter 宇宙:2002年12月6日のγ線バーストからの即時γ線放射の偏光 2003年5月22日 Nature 423, 6938 doi: 10.1038/nature01612 γ線バースト(GRB)の残光の観測からは、GRBが宇宙論的な遠方にあることが示され、これは非常に大きなエネルギー量を放出していることを意味する。これらの現象を駆動する中心的な「エンジン」と即時γ線放射の機構自体は謎のままである。その理由は、一度相対論的な火球がつくり出されると、残光の物理的特性は、発生源の性質に関係しないためである。本論文では、GRB021206からの即時γ線放射での直線偏光の発見について報告し、これは強い磁場における相対論的な電子からのシンクロトロン放射であることを示している。偏光の度合いは理論上の最大値であり、これは一様な、γ線放射領域を通して大スケールの磁場を必要とする。大規模な磁場下では、発生源となるものが組織化された場をもつか、作り出すことだけが可能となる。発生天体周辺における大きな磁気エネルギー密度(これは火球の力学的エネルギー密度に匹敵する)と磁場の大規模構造と共に考察すると、磁場がγ線バーストの爆発を駆動することが示唆されると我々は考える。 Full Text PDF 目次へ戻る