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細胞:Srs2ヘリカーゼはRad51核タンパク質フィラメントを破壊することにより組換えを防ぐ

Nature 423, 6937 doi: 10.1038/nature01585

相同組換えはいたるところでみられる過程であり、その主要な機能は、減数分裂をしている細胞や栄養細胞において、DNA切断の修復をおこなうことである。相同組換えは、一本鎖DNAの形成から始まる。その一本鎖DNA上に組換えタンパク質が結合し、核タンパク質フィラメントが形成される。核タンパク質フィラメントは、接合分子の形成やDNA鎖の交換において、相同性を捜す活性を有する。この過程はゲノムの安定性に寄与するが、もし正常に処理することができない中間生成物が形成され、それが毒性を示したり、あるいはゲノムの再編成をひき起こしたりすると、細胞に対して危険となる可能性もある。従って、細胞は組換えについて検討し、上記のような有害な事態が起こるのを防ぐ方法を作り出したと思われる。酵母Saccharomyces cerevisiaeでは、Srs2ヘリカーゼは組換えを負に調節することが遺伝学的データにより示されており、さらにその後の実験で、Srs2ヘリカーゼが中間組換え構造を元に戻すことが示唆されている。本論文では、in vitroで、Rad51によって起こるDNA鎖の交換が、Srs2によって阻害されること、また一本鎖DNA上に形成されたRad51フィラメントをSrs2が破壊することを示す。これらの結果は、in vivoでの組換えを阻害するように働くSrs2の役割を説明するものであり、組換えの調節に関するこれまで未知の機構をはっきり示している。

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