Article 生化学:ヌクレオソームコアにおけるDNAの構造 2003年5月8日 Nature 423, 6936 doi: 10.1038/nature01595 147塩基対のDNAを含むヌクレオソームコア粒子の1.9Å解能の結晶構造から、ヌクレオソームDNAのコンホメーションがかつてない精密度で明らかにされた。そのDNA構造は、オリゴヌクレオチドやヒストン以外のタンパク質‐DNA複合体で見られるDNA構造とは著しく異なっている。DNA塩基対ステップの幾何学的配置は、全体的に、ヌクレオソーム内でDNA超らせん構造をとるのに必要な屈曲の2倍屈曲している。副溝内に曲がっているDNA領域は急激に曲がっているか、互い違いにシフトしている。ヒストンタンパク質の結合によって誘導されたこの例外的なDNAコンホメーションのパラメータは、配列依存性のタンパク質認識とヌクレオソームの位置決めおよび可動性に関係している。この147塩基対の構造を2つの146塩基対の構造と比較することで、巨大なクロマチンでは非常に一般的なDNAのねじれの変化が明らかになった。これはクロマチン繊維の形成とクロマチンのリモデリングにおそらく重要なのであろう。 Full Text PDF 目次へ戻る