Letter 地球:カルシウムが惑星核内の主な放射性熱源となることを示す実験的証拠 2003年5月8日 Nature 423, 6936 doi: 10.1038/nature01560 40Kが地球の核内における顕著な放射性熱源である可能性があるとする仮説は、30年以上前に理論的な根拠から提案されたが、実験では鉄に富んだ混合物へのカリウムの溶解度に対しては曖昧かつ矛盾する証拠しか得られていなかった。そのような放射性熱源が核内に存在するならば、地球の熱的進化および、地球磁場の生成や核―マントル境界の熱流量、そして内核の形成時期などの全地球的過程を理解する上で重要な意味を持つ。本論文では、初期の実験で得られた曖昧な結果は、おそらくこれまで認識されていなかった実験上及び解析上の困難のために生じていたことを示す実験的証拠を提示する。本論文で示す高圧高温データはカリウムが鉄硫化物の液相に強い温度依存性を示して入ることを明確に示しており、40Kが地球や火星の核内で主な熱源となりうることを示している。 Full Text PDF 目次へ戻る