Letter 神経:感覚ニューロンの最適振動数の切り替えを引き起こす非古典的受容野 2003年5月1日 Nature 423, 6935 doi: 10.1038/nature01590 動物は、種固有の定型的な通信手段を発達させており、特定の感覚ニューロンはそれに感度よく応答する。これらの通信手段は、他の環境シグナル、たとえば餌動物の出すシグナルと区別されなくてはならない。感覚神経系はこの両者のカテゴリーを符号化するような神経回路を進化させてきたのかもしれない。弱発電魚では、餌の出すシグナルと自分の通信シグナルは、空間的広がりと振動数成分が異なる。今回、餌と通信をそれぞれ模擬した空間的広がりをもつ刺激が、電気感覚錐体ニューロンの振動数最適化と発火タイミング精度についての切り替えを引き起こし、その結果両カテゴリーの刺激符号化にそれぞれ専一化および最適化がみられたことを示す。他の感覚系と同様、錐体ニューロンは空間内の限定された領域(古典的受容野; CRF)からの信号に対してのみ応答する。しかし、ある感覚系では、CRF外ではあるが非古典的受容野(nCRF)内の領域に加えられた刺激が、それだけでは応答を引き起こさないのに、CRFからの刺激応答を調節する場合がある。ここでは、錐体ニューロンがnCRFをもち、CRFの刺激応答を調節して振動数最適化の神経生物学的スイッチを生み出すことを示す。 Full Text PDF 目次へ戻る