Article 生化学:TNFファミリーの一員TALL-1によって明らかになったリガンド‐受容体結合 2003年5月1日 Nature 423, 6935 doi: 10.1038/nature01543 腫瘍壊死因子(TNF)リガンドTALL-1とその同族の受容体であるBCMA、TACI、BAFF-Rは、B細胞の成熟に寄与する重要な因子であるTNFスーパーファミリーのメンバーとして最近同定された。機能を持つTALL-1可溶性断片(sTALL-1)は正常に機能するためにウィルス様の構造を形成する。本研究で我々は、BCMAおよびBAFF-Rの細胞外ドメインと複合体を形成したsTALL-1の結晶構造をそれぞれ2.6Å、2.5Åで決定した。BCMAとBAFF-Rにある単一のシステインが豊富なドメインは両方ともサドルに似た構造をしており、その部分がそれぞれのsTALL-1単量体上の4本コイル領域により形成された馬の背中に似た表面の上に乗っている。3つの新規構造モジュール、D2、X2、そしてNが今回の構造から明らかになった。配列のアラインメントと構造のモデリング、そして変異導入から、BAFF-Rの1つのジスルフィド結合は、TALL-1に近い関係にあるリガンドAPRILではなくTALL-1に結合する細胞外ドメインeBAFF-Rの結合特異性の決定に重要であることが明らかになり、これはin vitroの結合実験により確かめられた。 Full Text PDF 目次へ戻る