Letter 生態:野生種の数度分布において希少種が過多である理由 2003年4月17日 Nature 422, 6933 doi: 10.1038/nature01547 生態群集内ではごく少数の種の数度が格段に高く、大部分の種は希少だという観察結果により、種の数度モデルの開発が促された。こうした先駆的研究が種の共通性と希少性に関する多数の研究を触発したにもかかわらず、種の数度について経験的に広く見られるいくつかのパターンについてはなかなか説明づけができずにいる。これらのパターンの中で注目すべきは、大規模な集まりでは対数正規モデルによる予測よりも希少種が多いという観察結果である。今回我々は、河口域の魚類群集から収集した長期(21年間)のデータを使い、1つの生態群集が2つの成分に分離可能なことを示す。永続的で個体数が多く、河口域という生息域と生理的に結びついた「コア種」(core species)は、対数正規分布をしている。観察記録に時おり現れる「臨時種」(occasional species)は、概して数度が低く、生息環境の要求事項はコア種と異なっていてさまざまである。つまり、臨時種は対数級数分布に従っている。これらの分布は重なり合っており、実際のデータセットの特徴である負の歪みを生み出している。 Full Text PDF 目次へ戻る