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医学:BMPのアンタゴニストであるノギンは頭蓋縫合の癒合を制御する

Nature 422, 6932 doi: 10.1038/nature01545

頭蓋の発生過程では、頭蓋の結合組織が膜内で骨化して、頭蓋骨(頭蓋冠)が形成される。頭蓋冠の骨が前進して脳を包み込むにつれ、頭頂骨板間に繊維状縫合が形成される。頭蓋縫合複合体内での組織の一連の相互作用を通して、脳の成長と頭蓋冠の成長とがうまく結びつく。頭蓋縫合が早期に起こる頭蓋骨癒合症では、頭蓋の変形や失明、精神遅滞などが起こる。最近の研究によって、繊維芽細胞成長因子受容体(fgfr)の機能獲得変異が症候性の頭蓋骨癒合症候群と関連することがわかっている。ノギンは骨形成タンパク質(BMP)のアンタゴニストで、胚の神経管や体節、骨格のパターン形成に必要である。今回我々は、開存した頭蓋縫合の間充織では出生後にnogginが発現されているが、癒合した頭蓋縫合では発現されないことを明らかにした。またnogginの発現は、FGF2や症候性fgfrシグナル伝達によって抑制されることもわかった。nogginの誤発現によってin vivoでもin vitroでも頭蓋縫合の癒合が防げることから、fgfrがかかわる症候性頭蓋骨癒合症は、noggin発現の不適切な下方制御によるものではないかと考えられる。

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