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宇宙:星周辺の光エコーを伴った高エネルギーの星の爆発的増光

Nature 422, 6930 doi: 10.1038/nature01508

新星や超新星を含む星の部類の中には、宇宙空間へ星の物質を吹き飛ばす爆発的な増光(アウトバースト)を経験するものがある。2002年、それまで知られていなかった変光星である、いっかくじゅう座のV838(V838Mon)が、突然約104倍明るくなった。超新星や新星とは異なり、V838 Monは星の外層を爆発的に吹き飛ばさず、単に膨張することで中程度の速度の星風を伴う低温超巨星になった。増光による光が、星の周囲を取り巻く、以前から存在していた星周辺の塵中を伝播する時に、超光速の光エコーが発見された。本論文では、これらの光エコーの高解像度画像と偏光測定について報告する。これによって天体の直接的な幾何学的距離の範囲を設定できる。6 kpcの距離において、最大光度におけるV838 Monは、一時的に銀河中で最も明るい星であった。星周囲に塵が存在することは、これまでにも爆発が生じていたことを意味しており、また、スペクトルは、V838 Monが連星系であることを示す。高い光度と、珍しい爆発の振る舞いとを組み合わせると、これらの特性はV838 Monに見られた増光がこれまで知られていないタイプであることを示唆するが、その現象について、完全に満足できる物理的な説明がまだない。

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