Letter

宇宙:2002年10月4日のγ線バーストからの初期の可視光放射

Nature 422, 6929 doi: 10.1038/nature01504

長く持続するγ線バーストの「残光」、つまり寿命の長い放射の観測から、γ線バーストは宇宙論的な遠方にあることがわかる。しかしこれら莫大なエネルギーを伴う爆発の起源はいまだに謎のままである。γ線でのバースト発生と同時に生じる可視光放射を観測すると、爆発の詳細に加え、周囲の環境の構造について解明できると思われる。γ線バーストが継続している最中に明るい可視閃光が検出されたことが一度あるが、他の天体では検出されていない。本論文では、GRB021004の発生わずか193秒後に、可視光対応天体を発見したことを報告する。初期の減光は予想外にゆっくりであったが、これを説明するには、γ線バーストの爆風に含まれるエネルギーが最初の1時間の間で変化したとする必要がある。その後のX線残光と可視残光を解析することで、初めの数日間にわたってさらにエネルギーが変化していることが示唆された。

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