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発生:Par複合体は細胞骨格タンパク質Lglをリン酸化することにより非対称分裂を制御する

Nature 422, 6929 doi: 10.1038/nature01486

異なる種類の細胞を生じさせるために、ある種の細胞では細胞分裂の際に細胞運命決定因子であるタンパク質を娘細胞の一方だけに非対称分配する。ショウジョウバエ(Drosophila)の神経芽細胞では、Parタンパク質複合体が、自身は頂端側に局在しながら、細胞運命決定因子のProsperoとNumbおよびそれらのアダプタータンパク質であるMirandaとPonを基底側の細胞表層に局在させ、それらが基底側の娘細胞へまちがいなく分配されるように働いている。Parタンパク質複合体の細胞極性形成における機能は進化的に保存されているが、自身の分布とは反対側へタンパク質を局在させる機構はわかっていない。本研究では、この複合体の主要な働きが細胞骨格タンパク質Lethal(2)giant larvae(LglまたはL(2)gl)をリン酸化することであることを示す。Parタンパク質複合体の構成因子であるショウジョウバエ非典型的プロテインキナーゼC(aPKC)によりLglがリン酸化されると、Lglは結合していた膜やアクチン細胞骨格から遊離する。また遺伝学的および生化学的実験から、Lglのリン酸化が細胞運命決定因子の頂端側細胞表層への局在を阻害することが示された。LglはMirandaの表層への局在を促進しており、我々は神経芽細胞の頂端側表層におけるaPKCによるLglのリン酸化が、Lglの活性とMirandaの局在が反対側にあたる基底側で起こるように制限していると考える。

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