Letter

宇宙:かにパルサー中の強いプラズマ乱流からのナノ秒電波バースト

Nature 422, 6928 doi: 10.1038/nature01477

かにパルサーは、それ自身が放射する「ジャイアント」パルスと名づけられた、時折きわめて強く輝く電波パルスによって発見された。他に2つのパルサーのみが、ジャイアントパルスを放射することが知られている。ジャイアントパルスの発生についての十分な説明は存在せず、また一般にパルサー放射の機構に関する完全な理論もない。電波放射機構について対立するモデルは、コヒーレントな放射の時間的な構造によって特徴づけられる。本論文では、かにパルサーから放射される、ジャイアント電波パルス中の孤立性で強く偏光した2ナノ秒のサブパルスの発見を報告する。これらの放射の原因であるプラズマ構造は、大きさにして1メートル未満のはずで、太陽系外でこれまで発見されたり画像で分解されたりした天体の中で飛び抜けて小さいものであり、全天で最も明るい過渡的な電波源である。現在のモデルのうち、パルサー磁気圏でのプラズマ乱流波束の崩壊を用いた1つのモデルのみが、我々の観測したナノパルスを説明することができる。

目次へ戻る

プライバシーマーク制度