Letter 細胞:古細菌の電位依存性K+チャネルの機能解析 2003年3月13日 Nature 422, 6928 doi: 10.1038/nature01473 あらゆる生物は、イオンチャネルを利用して細胞膜内外へのイオン輸送を調節している。イオンチャネルには、電位感知構造を備えていて、細胞膜電位の変化に応じて開口するものがあり、それらは電位依存性チャネルと分類されている。最近まで、電位依存性のK+チャネル、Ca2+チャネル、Na+チャネルは、真核細胞に独自に発達してきたもので、たとえばニューロンのように、特殊な電位シグナルの伝達ができるように適応したものと考えられてきた。本論文では、海底の熱水噴出孔から採取された超好熱古細菌の電位依存性K+(KV)チャネルについて機能解析を行った。このチャネルは、古典的なニューロンKVチャネルの特性をすべて備えている。チャネル機能のこのような保存は、電位感知構造の保存を示すものである。電位感知構造が保存されていることは、真核生物のKVチャネルを阻害するよう進化したタランチュラ毒素と高い親和性で特異的に結合することから明らかである。 Full Text PDF 目次へ戻る