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宇宙:木星での衛星エウロパを超えるガストーラスからの高エネルギー中性原子

Nature 421, 6926 doi: 10.1038/nature01431

磁場をもった惑星の宇宙環境、いわゆる磁気圏は、数十エレクトロンボルトから数百キロエレクトロンボルト(keV)の多量の高エネルギー中性原子(ENA)を放射している。これらの高エネルギー原子は、磁気的に捕捉された高エネルギーイオンと、低温の中性原子との電荷の結果発生し、それらは磁気圏からかなりの量のエネルギーと質量を運んでいる。高エネルギー原子の分布を示す画像によって、惑星磁気圏の構造についての研究が可能となる。本論文では、木星の磁気圏である、木星自体の超高層大気と、木星の衛星エウロパの軌道のすぐ外側にある放射トーラスの、2つの異なる放射領域で優勢な、50〜80keVのENA分布の解析を報告する。エウロパを超えて広がる成分は、予想に反して、火山をもつ衛星イオによるガスの量に匹敵するガス雲をエウロパが作り出していることを示す。発見されたガスの量は、木星の磁気圏の構造と、磁気圏内部のエネルギーの流れについて、これまで考えられていた以上に、エウロパがはるかに大きな影響を及ぼすことを示す。

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