Letter 宇宙:活動銀河Mrk231の中心核を取り囲む吸収トーラスについての研究 2003年2月20日 Nature 421, 6925 doi: 10.1038/nature01381 活動銀河は、それらの中心核から膨大なエネルギーを放射することを特徴とする。活動銀河に関するいわゆる統一見解によれば、現在一般にブラックホールだと考えられている、大質量の高密度天体への物質の降着が、根本的な動力源を供給している。視線方向の吸収体は、中心核の放射における観測上の相違を説明できる。その相違によって、AGNの分類(たとえばセイファート1型銀河あるいはセイファート2型銀河)が決定される。降着の物理的な過程は観測的に確認されていたが、吸収体の構造と広がりは確認されていない。本論文では、銀河マルカリアン231の中心核を取り巻く領域にある吸収体をトレースする強力な水酸基(OH)の輝線放射の観測について報告する。水酸基(メガ)―メーザーの放射は、中心核から30から100パーセクの間に存在する、回転し、塵に富んだ分子トーラス(あるいは厚い円盤)の特性を示す。本論文は、中規模スケールでの吸収体の物理学的な状況と、力学的および空間的構造を明確にした。これは統一モデルの主要な見解を支持するものである。 Full Text PDF 目次へ戻る