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生態:縄張りをもつ鳥類の個体群動態に攻撃性が及ぼす影響

Nature 421, 6924 doi: 10.1038/nature01395

生態学における主要な問題の1つは、個体群動態の制御において資源、天敵、行動の重要性を突き止めることである。この問題に関する議論には、数度に周期的揺らぎが見られる動物に焦点を当てたものが多い。しかし、周期の発生において外因性要因(食物、寄生体または捕食者)や内因性要因(行動)が果たす役割については、まだ意見の相違がある。最近の研究で天敵の影響が調べられているが、制限された分散もしくは加入に起因する空間パターンが、不安定な個体群動態に影響を及ぼす可能性をもつとする見方が現在大きくなりつつある。我々は、縄張りをもつ鳥類アカライチョウLagopus lagopus scoticusでは、雄の攻撃性と間隔あけ行動(spacing behaviour)における密度依存性の変化が時間をおいて現れることによって個体群周期が生じるとする仮説を検証した。そして本論文で、秋の短期間において実験的に攻撃性を増大させると加入が減って、その結果、繁殖密度が50%低下し、個体群の推移が増大から減少へ転じることを示す。したがって、内因性のプロセスは個体群動態に重大な作用を及ぼしうる。

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