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免疫:脳の自己免疫性炎症にとって重要なサイトカインはインターロイキン‐12でなくインターロイキン‐23である

Nature 421, 6924 doi: 10.1038/nature01355

インターロイキン-12 (IL-12)はp35およびp40サブユニットからなるヘテロ二量体分子である。in vitroでの解析から、IL-12は、ナイーブT細胞がインターフェロン‐gを分泌する1型ヘルパーCD4+Tリンパ球へ分化するために重要な因子であるとされている。同様に、主としてIL-12p40の遺伝子ターゲッティングマウスやp40に対する中和抗体を用いることによって、IL-12はin vivoにおいてもT細胞依存的な免疫反応や炎症反応に不可欠であると、数多くの研究が結論づけている。IL-12と同じp40サブユニットとIL-12とは異なるp19サブユニットからなるサイトカインIL-23は、主にマクロファージおよび樹状細胞によって産生され、記憶T細胞に対して活性を示す。しかしながら、IL-23受容体の発現やIL-23を過剰発現するトランスジェニックマウスの研究から得られた証拠によると、IL-23がマクロファージの機能に直接的に影響する可能性が示唆されている。本論文で我々は、IL-23のみを欠いている遺伝子ターゲッティングマウスとサイトカイン補充実験を用いることにより、自己免疫性炎症、とりわけ脳の炎症においてIL-12が中心的な役割を持つと考えられていたのは誤りであり、IL-12ではなく、IL-23がこの反応において重要な因子であることを示す。さらに我々は、IL-23がIL-12とはちがい、マクロファージに直接的に作用することで、終末段階のエフェクターサイトカインとしてより幅広く作用することを示す。

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