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医学:QT延長心不整脈4型と心臓突然死の原因となるアンキリン‐Bの変異

Nature 421, 6923 doi: 10.1038/nature01335

活動電位の発生と終了にかかわるイオンチャネルの変異は、遺伝性QT延長症候群における致命的な不整脈発生の原因となる一連の分子レベルの欠陥を構成している。今回我々は、さまざまな機能を持つ膜アダプタータンパク質ファミリーの一員であるアンキリン‐B(アンキリン2ともよばれる)の機能喪失変異(E1425G)が、優性遺伝するヒトのQT延長心不整脈4型の原因であることを報告する。アンキリン‐Bのヌル変異ヘテロ接合体マウスはハプロ不全となり、ヒトと同じような不整脈をおこす。アンキリン‐Bの変異によってナトリウムポンプ、ナトリウム/カルシウム交換系、イノシトール‐1,4,5‐三リン酸受容体(すべてアンキリン‐Bに結合するタンパク質)が作る細胞内での構造が破壊され、これらのタンパク質全体のレベルが減少するとともにT管への輸送も減少する。またアンキリン‐Bの変異は成体の心筋細胞でのCa2+シグナル伝達も変化させるために期外収縮がおこり、不整脈の原因となる。したがって我々は、機能的に関連性のある複数のイオンチャネルや輸送タンパク質の協調異常によって不整脈が起こるとする新しい機構を明らかにする。

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