Letter

視覚:サル皮質V2野に空間的に組織化された色表現

Nature 421, 6922 doi: 10.1038/nature01372

マカクザルの大脳皮質のさまざまな領域に、異なる色に選択的に応答するニューロンが見つかるが、色の表現が皮質のどこかで空間的に組織化されているかどうか、されているとしたらどのようにされているかについては、ほとんど知られていない。皮質V2野には、チトクロームオキシダーゼ陽性の細い縞状領域の中に、色変調によく応答するモジュール構造があることが知られている。今回、異なる色をもった格子が、このモジュールの内外に、部位ごとに異なる反応を引き起こすことを見出した。内在性信号の光学記録によれば、別々の色に反応のピークを示す領域は、DIN(ドイツ式標準色図表)の色並びと同じ順序で空間的に組織化されていることが示された。隣接部位同士は類似の色相の色にピーク応答を示した。この色特異的領域は、幅0.07-0.32 mm、長さ約1.3 mm程度の帯状で、直線状から円弧状の形をしている。この知見は、V2野の細い縞領域に、視覚刺激の色を活動ピーク部位の位置によって表現する機能的地図が含まれていることを示唆している。

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