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地震:近傍で起きたヘクターマイン地震によるランダース断層浅部の損傷

Nature 421, 6922 doi: 10.1038/nature01354

地殻内の断層は長い間、地震の際に局所的な滑り運動が生じる場所とされてきており、これがあるために隣り合った地殻ブロック間において相対的な運動が生じるようになる。現在の地殻内応力や断層運動と過去に形成された地質学的構造との関係を明らかにするためには、多くの時間スケールにおける断層系の進化を理解しなければならないことは次第に認識されつつあるが、断層帯が受けた損傷とその回復を定量的に記述した例はわずかである。我々は、1992年のランダ−ス地震(マグニチュード7.3)で破壊した後のジョンソンバレー断層浅部における損傷回復過程を監視してきた。本論文では、この回復過程が、20-30km離れたところで1999年に起きたヘクターマイン地震(マグニチュード7.1)の破壊により中断されたことを報告する。ヘクターマイン地震は、ジョンソンバレー断層を強く揺さぶり永久歪みを与えたので、回復過程の一時的な逆転として識別できるような損傷を加えることとなった。断層はそれから、ランダース地震の後に見られたような強度回復状態に戻った。このような観測から、強い地震波により生じた断層の損傷により、群発地震活動や地震動が引き金となって起きる地震活動を説明できると思われる。また、このような断層の損傷は断層運動の際の摩擦力の減少にも関わっていると、観測から推測される。

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