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発生:ケモカイン受容体Cxcr4のゼブラフィッシュ相同遺伝子は生殖細胞の移動を誘導する受容体である

Nature 421, 6920 doi: 10.1038/nature01338

生殖細胞は個体の遺伝情報を維持し、それを次世代へ伝える。発生の初期に、生殖細胞は他の細胞と区別され、最初に形成された場所から将来の生殖巣へ移動するという顕著な特徴をもつ独自の発生プログラムが進行する。ショウジョウバエでは標的組織への生殖細胞の移動を制御するいくつかの因子が同定されているが、生殖細胞に対する化学誘引物質やその受容体はまだ知られていない。本研究で我々は、遺伝学の手法とin vivoイメージング技術を用い、Gタンパク質共役ケモカイン受容体Cxcr4のゼブラフィッシュ相同遺伝子odysseusが、生殖細胞の化学走性に特異的に必要とされることを示す。odysseusに変異が生じた生殖細胞は移動を開始することはできるが、標的組織に向かっての移動をすることができず、その結果生殖細胞が無秩序に分散することになる。相同性からCxcr4に対するリガンドと推定されるゼブラフィッシュの SDF-1は、機能損失により同様の表現型を示し、さらに胚の異所的な部位に生殖細胞を誘導できることから、標的組織へ移動する全過程で生殖細胞を誘導するリガンドと受容体のペアが脊椎動物で同定されたことになる。

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