Letter 神経:GABAA受容体のアゴニスト結合とチャネル開孔との共役機構 2003年1月16日 Nature 421, 6920 doi: 10.1038/nature01280 アセチルコリンやGABA(g‐アミノ酪酸)などの神経伝達物質は、リガンド共役型イオンチャネル(LGIC)遺伝子スーパーファミリーに属する受容体を活性化することで、速いシナプス伝達を仲介する。LGICは化学的情報を電気的シグナルに変換するシグナル変換器として機能する5量体タンパクである。神経伝達物質は、LGICをそのリガンド結合部位と相互作用することで活性化し、タンパク質の立体構造変化を引き起こしてイオンチャネルの開孔をもたらす。この過程はゲーティングとよばれ、急速かつ可逆的に起こるが、このときの分子構造再編成の詳細についてはよくわかっていない。本論文では、LGICスーパーファミリーに属するGABAA受容体のゲーティングが、α1サブユニットの細胞外第2および第7ループにある負に荷電したAsp57とAsp149と、第2第3膜貫通部分をつなぐリンカーにある正に荷電した残基Lys279との間の静電的相互作用に依存していることを示す。ゲーティングの際、Asp149とLys279とが互いに接近することが、リガンドの結合をイオンチャネルの開孔につなげる機構である可能性が高い。 Full Text PDF 目次へ戻る