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気候:野生動植物に見られる地球温暖化のフィンガープリント

Nature 421, 6918 doi: 10.1038/nature01333

過去100年間で全地球の平均気温はおよそ0.6℃上昇しており、今後も高速度で上昇し続けると見積もられている。生物種は進化史を通じて気候変動に反応してきたが、野生種やそれらの生態系に関する重大な懸念の1つが、この変動の高速度である。我々はメタ解析のために、143件の研究から生物種と地球温暖化に関する情報を集めた。これらの解析から、軟体動物から哺乳類、草本から木本にいたる範囲の種において、気温と相関する一貫した移行、いわゆる「フィンガープリント」が明らかになる。実際、変化の見られた種のうち80%を超えるものが、種の既知の生理的制約をもとに予測された方向に移行しつつある。結果として、これらの研究から得られた証拠を収支決算すると、動植物の個体群においては地球温暖化の有意の影響がすでに識別できるものと強く示唆される。急速な気温上昇と特に生息場所の破壊など他のストレスとの相乗効果は、種間の連絡性を容易に破壊しかねない。また、それぞれの種に異なる変化が起こって、多種からなる群集の再編成につながる可能性があり、あるいは多数の根絶や絶滅にまで至るかもしれない。

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