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気候:全地球で一貫した気候変動のフィンガープリントは自然のシステム全般に影響を及ぼしている

Nature 421, 6918 doi: 10.1038/nature01286

生物に見られる近年の傾向が気候変動に起因するかどうかの解明は、局所的、短期的な生物の変化には気候以外の要因が大きく影響するため、一筋縄ではいかない。気候変動に由来する潜在的な信号はいずれも、多様な生物種および地理区の全般にわたる体系的な傾向を探し求める解析によって明らかになると思われる。しかし、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)での議論から、「体系的傾向」の定義がいくつか示されている。我々は今回、これらの定義の違いを探り、1,700を超える種に多様な解析を適用して、近年の生物の傾向が気候変動予測と合致していることを示す。全地球メタ解析を行った結果、生息域が極方向に10年間で平均6.1km(もしくは10年間で数mの高度上昇)と有意に移動したことや、春季の出来事が10年間で平均2.3日と有意に早まったことが明らかになった。我々は、20世紀の気候の傾向によって独自に予測される、時間的または空間的な「事象切換え(sign-switching)」反応の診断用フィンガープリントを定義する。適切な長期/大規模/多種のデータセット中では、この診断的フィンガープリントが279種で見つかった。これら複数の解析結果を総合したところ、気候変動がすでに生物システムに影響を及ぼしつつあるという(IPCCに定められた定義での)「非常に高い確信」が得られる。

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