Letter 宇宙:タイタンの南極付近にある変動する対流圏の雲の直接的検出 2002年12月19日 Nature 420, 6917 doi: 10.1038/nature01302 土星最大の衛星タイタンには大気の状況によって、地球の水循環によく似たメタンの凝結、降雨サイクルをもつ可能性があると考えられる。過渡的な雲に対する間接的な分光学的証拠は存在するものの、これまでのタイタン画像の詳細な調査では、対流圏の凝結雲に対する直接的な証拠は見つかっていなかった。本論文では、現在太陽熱を最も多く受ける地点の近くである南極付近に集中した、明らかに過渡的な雲を示す画像と、タイタンのスペクトルを報告する。これらの雲の発見は、タイタンの大気中における凝結の存在と、限定された領域での湿潤対流の存在を示している。それらの位置は、メタン雲の形成が表面温度のわずかな変化によって季節的に制御されており、しかもメタン雲が15年の時間スケールで南極から北極へ移動することを示唆している。 Full Text PDF 目次へ戻る